2004年10月07日(木) 12時54分
千円札「見本」ネット競売 仲介業者が出品削除(共同通信)
11月から使用される新千円札の見本とされる「紙幣」がインターネットで競売にかけられ、99億円を超える価格がついたが、仲介業者の「ヤフー」が7日、出品を削除、オークションは不成立となった。
紙幣を印刷している独立行政法人国立印刷局は「流通前のテスト券に類似している」として調査している。
野口英世の肖像がデザインされた新千円札の「見本」で、4日に中国上海から出品された。
ネット上に表示された入札価格は7日早朝、40万円だったのが正午前には99億円超にまで跳ね上がった。ヤフーは「アクセスが急増し負荷がかかりすぎる心配があるので削除した」と説明している。
印刷局によると、表面には上と下の部分に「みほん」と書かれ、偽造防止の潜像パール模様や透かしも入っている。しかし、流通時に印刷される製造番号や「日銀総裁」の印はない。
(共同通信) - 10月7日12時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041007-00000096-kyodo-soci