2004年10月07日(木) 01時34分
「欠陥隠し」三菱バス、座席倒れ乗客けが(読売新聞)
6日午後6時ごろ、大阪市北区曽根崎新地の国道2号で、市営バスが急ブレーキをかけた際、非常口横の可倒式座席が前倒しになり、座っていた女性(41)が前の座席の背もたれで顔面を打ち、5日間の軽傷を負った。
バスは座席部品の「欠陥隠し」が問題化した三菱ふそうトラック・バス社製で、同社が先月22日、可倒式座席部品のリコールを届け出た車種だった。
市交通局は、リコール対象のバスを順次、改修する予定だったが、事故を受け、161台すべてを7日朝までに緊急点検する。市交通局は「リコールはあくまで故障の可能性なので、必ず事故が起きるとは考えていなかった」と釈明している。
天満署の調べによると、バス前方に割り込んできた乗用車が急停車したため、運転手(39)が急ブレーキをかけた際、最後部の長いすにいた別の乗客が前のめりになって可倒式座席にぶつかり、座席が前に倒れたらしい。
(読売新聞) - 10月7日1時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041006-00000318-yom-soci