2004年10月05日(火) 08時04分
寸劇ヒントに詐欺師撃退 73歳男性、おれおれ見抜く(共同通信)
「おれおれ詐欺」とみられる不審な電話を受けた東京都文京区の無職の男性(73)が、警察が企画したおれおれ対策の「防犯劇」を見ていたことから犯行を見抜き、教わった通りに「うちの名字は」と迫って相手の男を撃退していたことが5日、分かった。
男性は「電話の男は、劇と同じで実に“名演”だった。劇を見ていなかったらだまされるところだった」と警察に感謝の言葉を寄せた。
警視庁本富士署によると、9月28日午後、男性の妻(71)が「おれだよ」とかかった電話を、おいからと勘違い。妻が一人でないと気付いた男はいったん電話を切ったが、翌日になって「友人の保証人になってしまった。相談に乗ってくれないか」と「本題」を切り出した。
妻の話で「これが劇で見たおれおれ詐欺か」と気付いた男性が、教わった通りに「うちの名字を言ってみろ」と問いただしたところ、男は黙って電話を切ったという。
(共同通信) - 10月5日8時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041005-00000020-kyodo-soci