2004年10月05日(火) 16時34分
元従業員を背任で書類送検 ジャパネット情報流出事件（共同通信）
通販大手「ジャパネットたかた」（長崎県佐世保市、高田明社長）の顧客情報流出事件で、長崎県警佐世保署などは５日、情報を流出させ会社に損害を与えたとして背任容疑で、元従業員の浦修巳（３１）、池田浩（３４）の両被告＝窃盗罪で公判中＝を書類送検した。
２人は４０万人分の顧客情報を持ち出していたが、情報の入った会社の磁気テープ自体は盗んでおらず、同署は窃盗容疑での立件を断念。背任罪は既に時効が成立しており、長崎地検佐世保支部は不起訴とする見通し。
調べでは、２人は同社の従業員だった１９９８年２月ごろ、会社の磁気テープを使って約４０万人分の顧客情報を持ち出し、自分の記録媒体に情報を移して名簿業者に譲渡。顧客情報流出の発覚により、同社を営業自粛に追い込み、売り上げを減らした疑い。
（共同通信） - 10月5日16時34分更新
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