2004年10月05日(火) 18時09分
元政治団体代表に懲役4年 ソフトバンク恐喝未遂事件(共同通信)
インターネット接続サービス「ヤフーBB」の顧客情報を入手し、親会社のソフトバンク(東京)から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた元政治団体代表森洋被告(67)に対し東京地裁は5日、懲役4年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
判決理由で大熊一之裁判官は「周到に準備された計画性、組織性の高い犯行。右翼の大物と称して、共犯者を意のままに操っており、犯行の主犯で刑事責任は重い」と述べた。
判決によると、森被告は、知り合いでヤフーBBの元加入代理店副社長=執行猶予付き有罪確定=らと共謀。無職冨安泰生被告(24)=恐喝未遂罪などで公判中=がインターネットを通じて盗み出した顧客情報を今年1月、ソフトバンク側に示して「流出が公になれば株価が暴落する」などと言って、現金を脅し取ろうとしたが、警察に通報され未遂に終わった。
(共同通信) - 10月5日18時9分更新
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