2004年10月05日(火) 21時49分
「ヤフーBB」事件の元右翼幹部に懲役4年…東京地裁(読売新聞)
インターネット接続サービス「ヤフーBB」の加入者情報流出事件で、恐喝未遂罪に問われた恐喝グループの主犯格で元右翼団体幹部・森洋被告(67)の判決が5日、東京地裁であった。
大熊一之裁判官は「ハッカーによる個人情報の不正取得と結び付いた企業恐喝として、社会に大きな不安をもたらした」と述べ、懲役4年(求刑・懲役6年)を言い渡した。
判決によると、森被告は、無職冨安泰生被告(24)(公判中)が「ソフトバンクBB」のコンピューターに不正に侵入して入手した顧客情報を使い、今年1月、「流出が外部に公表されたら大変なことになる」などと言って7000万円を脅し取ろうとした。判決は「ソフトバンクBBのセキュリティーの甘さは否定できない」とした上で、「模倣性が高く、予防的観点からも刑事責任は重い」と指摘した。
(読売新聞) - 10月5日21時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041005-00000213-yom-soci