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インターネット接続サービス「ヤフーＢＢ」の顧客情報が流出したことを利用し、ソフトバンク社から金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の罪に問われた元右翼団体代表森洋被告（６７）に対し、東京地裁は５日、懲役４年（求刑懲役６年）の実刑判決を言い渡した。大熊一之裁判官は「事件はハッカーによる個人情報の不正取得と結びついた企業恐喝として社会不安をもたらした。森被告はその犯行全体を主導した」と述べた。
判決によると、森被告は会社役員（６２）＝同罪で有罪判決が確定＝らと共謀し、１月、入手した顧客情報を利用し、ソフトバンクに対して「全部で約４７２万人分ある。情報流出が公表されたら株価が暴落する。流出を食い止めるには月数百万円が必要だ」などと述べ、金を要求した。
顧客情報を入手したなどとして、恐喝未遂幇助（ほうじょ）などの罪で起訴された元大学生と森被告の娘婿の公判は東京地裁で続いている。
(10/05 20:09)