多発「おれおれ詐欺」「架空請求」武生署など金融機関にポスター掲示（東京新聞）

2004年10月05日(火) 00時00分

　多発する「おれおれ詐欺」や「架空請求」の被害を防ごうと、武生署協議会と同署は四日、武生市内の金融機関三カ所にポスターを贈り、注意を促した。

　同市京町一丁目の武生信用金庫本店には、同署刑事生活安全課の西野孝二課長と相木七良右エ門会長が訪れた。

　巧妙化する「おれおれ詐欺」の手口を担当者に説明し「高齢者が高額なお金を振り込もうとした時には、一声掛けて」と要請した。

　「大丈夫ですか？おれおれ詐欺にだまされないで」と書かれたＡ３判のポスターを受け取った職員は「おれおれ詐欺を水際で防ぐ役割を果たしたい」と気を引き締めていた。

　今年、県内では八月末までにおれおれ詐欺や架空請求などで九千八百四十八万円の被害が出て、深刻な問題となっている。同署では、今後も同様の活動を続けていく。　（吉光　慶太）

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