2004年10月04日(月) 20時10分

サクランボ果汁実はリンゴ　公取委が２社に排除命令（共同通信）

　サクランボ果汁をまったく使わず、実際はリンゴ果汁だけを使いながらサクランボ果汁１００％と誤解を与えるような表示のグミ菓子を販売したとして、公正取引委員会は４日、景品表示法違反（優良誤認）で観光土産品製造販売最大手「タカチホ」（長野市）と菓子類製造会社「札幌グルメフーズ」（札幌市）の２社に、表示を禁じるなどの排除命令を出した。
　公取委によると、両社は山形県の観光土産品としてサクランボのグミ菓子を企画。昨年２月ごろから今年５月にかけ、箱に「山形特産さくらんぼ果汁１００％グミ」「サトウニシキ果汁使用」と大きく表示していた。
　タカチホの委託で札幌グルメフーズが製造。同社は、甘みと酸味を出すためにリンゴ果汁を使い、サクランボの香料を加え、タカチホにはリンゴ果汁使用を知らせていなかったと説明しているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041004-00000164-kyodo-soci