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2004年10月02日(土) 00時00分

商品模倣と損賠提訴 銚子の信田缶詰 「マルハ」を相手取り 信田缶詰の「大羽いわししょうゆ味」(上)とマルハの「大羽いわししょうゆ煮」 東京新聞

 銚子市の缶詰会社「信田(しだ)缶詰」(信田臣一社長)は一日、独自に開発したイワシの缶詰を模倣して販売されたとして、水産加工大手の「マルハ」(本社・東京都千代田区)を相手取り、不正競争防止法に基づき千五百万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。

 信田缶詰によると、同社は二〇〇二年十一月、米国産のイワシを使った缶詰「大羽(おおば)いわししょうゆ味」を定価五百円で発売。〇三年七月までに二十万四千個が売れ、約五千百万円の収益を上げた。しかし、〇三年十月にマルハが米国産イワシを使った缶詰「大羽いわししょうゆ煮」を発売したため、同年八月から今年七月までの販売個数が十四万四千個に落ち込んだという。

 県庁で記者会見した信田社長は「わが社にとってイワシは生命線。十年以上研究を重ね、品質も評価された商品を上場企業が横取りするようなもの」と述べた。マルハ広報IRグループは「大羽イワシは一般名称。訴訟を起こされたのは残念で当惑している」と話している。 (林 容史)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20041002/lcl_____cba_____004.shtml