2004年10月02日(土) 16時46分
おれおれ詐欺 未然に防いだ知多信金職員2人に感謝状−−常滑署 /愛知(毎日新聞)
常滑署は1日、おれおれ詐欺に遭って現金を振り込もうとしたお年寄りらの被害を未然に防いだとして、知多信用金庫常滑中央支店職員の横丁友美さん(22)と同信金あおみ支店の目黒知子さん(37)に署長感謝状を贈った。計450万円が振り込まれる直前で、渡辺進一署長から感謝状を受け取った2人は「お客様の大事なお金を守ることができて良かった」と喜んでいる。
同署によると、横丁さんは9月29日午後、250万円の定期預金を解約した女性(72)の様子がおかしいのに気づき、事情を聴いたところ、おれおれ詐欺と判明。目黒さんも同日午後、女性(57)があわてて200万円を振り込もうとしたことから問い合わせ、詐欺と分かった。いずれの被害者も、警官を名乗る男から「息子が交通事故」「夫が事故」などと電話があり、示談金を振り込むよう求められたという。
常滑市内では29日〜1日のわずか3日間に、今回の事件も含め計14件のおれおれ詐欺の届け出があった。いずれも未遂で、同署では詐欺未遂事件として捜査している。【黒尾透】
10月2日朝刊
(毎日新聞) - 10月2日16時46分更新
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