2004年10月02日(土) 18時54分
架空積立で1億円だまし取る、証券子会社元社員を逮捕(読売新聞)
外資系大手証券「日興シティグループ証券」の架空の積立制度をめぐる詐欺事件で、警視庁捜査2課は2日、同証券の子会社「日興シティグループ・サービス」元社員、土田勝容疑者(35)を詐欺容疑で逮捕した。
土田容疑者は今年5月までの約3年間に、約30人から総額1億円以上をだまし取ったとみられ、同課で余罪を追及する。
調べによると土田容疑者は、「親会社には年利15%の社員専用積立金制度がある。私の名義で積み立て、定期的に利息を払う」などと持ちかけるメールを知人に送るなどして、一千数百万円をだまし取った疑い。
土田容疑者は、同証券の社名入りの資産運用計画書や預かり証などを偽造。だまし取った金の一部を利息として払うことで被害者を信用させていた。土田容疑者は逮捕前の本紙の取材に犯行を認め、「信用してくれた人をだましてしまい、反省している。罪をつぐないたい」などと話していた。
(読売新聞) - 10月2日18時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041002-00000405-yom-soci