2004年10月01日(金) 03時23分
NTT固定電話IP化、2010年代にも…通話料下げ(読売新聞)
NTTグループが、2010年代前半までに、グループの固定電話回線網を全面的に見直し、インターネット技術を活用したIP(インターネット・プロトコル)電話網に切り替える方向で検討していることが、30日明らかになった。
11月に発表する中期経営計画に盛り込む方針だ。
全面IP化が実現すれば、通話料の大幅な引き下げが可能となり、他の通信事業者の経営戦略にも大きな影響を与えそうだ。国内ではKDDIが2007年度末までに自社通信網を全面IP化し、NTTは、ライバルに対抗するにはIP化が不可欠と判断した。
NTT東西の電話局は約7000か所あり、交換機は各電話局に1台から数台設置されているが、すべて「ルーター」と呼ばれる機器に置き換える。ルーターは交換機の数分の1の価格で、経費を大幅に抑えられる。
(読売新聞) - 10月1日3時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000301-yom-bus_all