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調査は六月から七月にかけて行われ、計十八小、中学校の五千六十五人が回答した。家でインターネットやメールを使える環境について、「いつでも自由に使える」割合は、小学三年で12%だが、高学年になるにつれ増加。「利用について、家族と約束や決まりがある」のは、小学生で約半数、中学二年で38%、中学三年で29%にとどまった。
メールの内容が原因で友人とけんかやトラブルになったことがあるかという質問には、「よくある」と答えた子どもは全学年で1%前後だったが、「ときどきある」は、小学六年で3・1%、中学二年で8・7%、同三年で7・8%だった。
一方、インターネットの掲示板を利用して、トラブルになったことがある子どもの割合は、中学二年が最も高く3・8%だった。このとき「悪口を言い返した」「学校でキレた」「掲示板を閉鎖した」「その人をアクセス禁止にした」など、さらにトラブルを増幅させるような行動をとってしまった子どももいた。
男女別では、女子の方がメールや掲示板を利用している割合が、ほぼ全学年で男子よりも約二割高かった。トラブルの経験も女子の方が多く、中学一年と同三年では男子の約二倍だった。
市教育部指導課は「思った以上に子どもたちに浸透している」と分析。「出会い系サイトなどの危険性とともに、情報モラルの必要性やインターネット利用のルールについての意識を学校、家庭の双方で教育していかなければ」と話している。今後、調査結果を基にした保護者向けの啓発資料を作り、配布する方針という。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20041001/lcl_____tko_____003.shtml