2004年10月01日(金) 19時34分
偽「幻の焼酎」をネット販売、飲食店経営者に有罪判決(読売新聞)
「幻の焼酎」として人気の芋焼酎「森伊蔵」の偽物がインターネットオークションで販売された事件で、詐欺や商標法違反などの罪に問われた福岡県筑紫野市、飲食店経営蕨野彰被告(45)の判決公判が1日、大阪地裁であった。
渡部市郎裁判官は「商品の信頼を損ない、森伊蔵酒造の評価も棄損しかねない悪質な犯行。模倣性が高く、厳罰も考えられるが、被害弁償するなど反省している」として懲役2年8月、執行猶予4年(求刑・懲役3年)を言い渡した。
判決によると、蕨野被告は別の芋焼酎が入った1升瓶に、偽造した森伊蔵のラベルを張り付け、入札最低価格を1万5000円に設定してインターネットオークションに出品。今年2月から5月にかけ、落札した24人から70本の代金計約165万円をだまし取った。
芋焼酎ブームの中、森伊蔵は入手が極めて困難で、インターネットなどでは定価の約10倍の2万5000円前後で販売されている。
同様に起訴された大阪府八尾市の飲食店経営丸野義徳被告(48)の判決は今月8日に予定されている。
(読売新聞) - 10月1日19時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000511-yom-soci