2004年10月01日(金) 22時59分
個人の名誉棄損賠償、最高1430万…新潮社敗訴確定(読売新聞)
写真週刊誌「フォーカス」による交通事故の保険金疑惑報道で名誉を傷つけられたとして、熊本市の医療法人「林田会」と林田実理事長が、新潮社と当時の編集長らに損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(滝井繁男裁判長)は1日、新潮社側の上告を退ける決定をした。
新潮社側に1980万円の賠償を命じた2審・東京高裁判決が確定した。このうち、林田理事長個人への賠償額は1430万円。日本新聞協会によると、訴訟で認められた個人に対する名誉棄損の賠償額では過去最高という。
1、2審判決によると、同誌は、熊本県天草町で2000年5月に乗用車ががけから転落し、乗っていた理事長の妻ら計4人が死亡した事故について、保険金疑惑があったかのような記事を計12回掲載。東京地裁は賠償額を計1320万円とし、2審が増額した。
(読売新聞) - 10月1日22時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000213-yom-soci