2004年10月01日(金) 13時05分
「あずさ2号」アンサーソング、終点は「紅白」!?(夕刊フジ)
“電車DJソング”でファンも多い3人組ユニット「スーパーベルズ」が、狩人の「あずさ2号」のアンサーソングともいえる楽曲をこのほどリリースした。その名も「かいじ101号」(レディオソニック)。
同曲は6月に発売したアルバム「モーターマンでGO」の収録曲だったが、題材の中央本線の地元・山梨放送が推薦曲として流し、「だれが歌っているのか」「狩人の新曲か」と問い合わせが殺到、急遽シングルカットされた。
作詞作曲の野月貴弘は並外れた鉄道マニアで、以前から「あずさ2号」に関心を持っていた。というのも、狩人が歌った昭和52年は歌詞通り、「あずさ2号」は8時ちょうどの新宿発だったが、翌53年のダイヤ改正で偶数番は下り列車に変更。その後、新宿8時ちょうど発は「スーパーあずさ5号」となり、「あずさ2号」は今年3月13日の改正で復活したが、新宿行きの松本始発列車になったからだ。
そのため「新宿発の列車でアンサーソングをつくりたい」(野月)と、作曲時、8時に一番近い時間に新宿を出発していた「かいじ101号」を題材に選んだという。
曲調は「あずさ2号」に似ているが、詞はまったく別もの。おなじみのサビのフレーズが「♪8時あたりの〜」となっているのは、これはダイヤ改正で「…101号」の運行時間がしばしば変更されるためとか。
電車DJで車掌の声帯模写が得意な野月が狩人2人の声をまねてボーカル、メンバーの少覚一とナカジーがコーラスを担当。テクノ調のメロディーで若者に人気のスーパーベルズだが、今回は初の歌謡曲で、「あずさ2号」もカップリング、往年のファンも楽しめる。
10月7日には「かいじ101号に乗ってスーパーベルズとほうとうを食べよう」という特別列車も仕立てられる盛り上がりぶり。「あずさ…」の再来となれば、「紅白」も夢ではない?
(夕刊フジ) - 10月1日13時5分更新
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