2004年09月30日(木) 00時00分

公立中学評定ネット公開 少人数１２校除き全校対象 （東京新聞）

　公立高校入試の合否判定資料となっている県内公立中学校の「絶対評価」による評定に学校間でばらつきが出ている問題で、県教育委員会は今週中にも、中学校ごとの評定分布を学校名とともにインターネットのホームページで公開する。県教委によると、校名を含めてネット上で公開するのは全国でも例がないという。　（原　昌志）

　公開するのは、三年生一学期分。県内公立中学校四百十六校のうち、少人数の十二校を除きすべてが対象。二学期制をとる横浜市などの約二百校は、成績の作成時期がずれるため十一月中旬の公開になる見込み。

　評定は、情報公開請求すれば公開されるが、「公正で客観的な評価を促すため」（義務教育課）積極的に公開することにした。一覧表にして各校の状況が分かる形にするという。

　絶対評価をめぐっては、一−五の五段階評価の最高点の「五」の割合が、学校によって高かったり低かったりすることが問題化。市民団体などの調べで、教科によっては最大で八十倍以上の格差が学校間で生じていることが判明している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040930/lcl_____kgw_____000.shtml