2004年09月30日(木) 03時09分
「ゆうパック」値下げ、ヤマト運輸より割安に(読売新聞)
日本郵政公社は29日、郵便小包(ゆうパック)事業強化のため、重量に応じた料金体系を、大きさによる「サイズ制」に改め、業界最大手のヤマト運輸よりも割安な料金設定とすることなどを柱とした全面的な見直し策を発表した。10月1日から実施する。
公社を不公正取引で提訴したばかりのヤマト運輸を強く意識した内容で、ヤマト運輸は「民間がすでに提供しているサービスをまねしてまで提供する必要があるのか」と強く反発している。
発表によると、民間同様に、郵便局に持ち込んだ場合に1個あたり100円割り引くなどの割引制度を充実させるほか、ゴルフバッグやスキー板、旅行かばんの宅配サービスも始める。
重量ごとに12段階に分かれている小包料金を、民間と同じように、縦・横・高さの合計(サイズ)で7つに区分し直す。1個の料金は、従来より安くなる場合も多く、ヤマト運輸よりは、いずれのサイズでも40—2220円安くなるという。ただし、最高料金は2300円から2500円に、最低料金は510円から600円に値上げする。
(読売新聞) - 9月30日3時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040930-00000401-yom-bus_all