悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
メダルを受け取ったのはJR逗子駅前のみずほ銀行逗子支店お客様サービス課(案内係)の大石寿彦さん(51)。
同署によると、大石さんは今月十七日午前十一時半ごろ、ATMコーナーで主婦(46)が、携帯電話をかけながら四百三十七万八千円の現金を手に振り込もうとしていたのを不審に思い、「お急ぎのようですが、事故などの示談金でしょうか」と声を掛けた。
主婦は「電話で主人が事故を起こし、示談金を振り込むよう言われましたので」と真顔そのもの。そこで大石さんは、振り込みを中断して事実確認を取るよう助言。間もなく、夫と連絡がつき、おれおれ詐欺だったことが判明した。
メダルを手に大石さんは「詐欺から大金を奪われずに済んで本当によかった。お客さまの財産を守るのも銀行の仕事で、当然なことをしたまでです」と語っていた。
おれおれ詐欺は、同署管内だけでも今年に入って二十件発生。うち四件が既遂で、被害総額も五百十一万円余に達しているが、犯人はまだ一人も捕まっていない。
同署は「警察官を装い身内が交通事故を起こし示談金を振り込ませる手口が多い。警察は示談には一切、介入しない。不審電話があったらすぐに届け出てほしい」と呼び掛けている。 (宮崎 淳二)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040930/lcl_____kgw_____002.shtml