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調べでは、同日午前八時三十五分ごろから同九時十分ごろにかけて、交通違反(酒気帯び)の簡易裁判を受けるため一階で待っていた五人に、男が「酒気帯びの方ですか。今日は二階でやります」と順番に声をかけた。
二階の待合室に案内した男は交通違反の赤切符を出させ、「裁判官に確認します」と言って二、三分退席。戻ってきた後、「罰金三十万円になります」などと言って五人から金を取り、「免許証を返しますので待っていて」と、五人を二階の待合室に残して去った。
男は五十歳ぐらいで身長約一メートル七五。白のワイシャツに灰色ズボン。眼鏡をかけ、透明なファイルを持参していた。
交通違反の簡易裁判では、違反者は最初に赤切符を提出。裁判に同意の手続きを取り、罰金額を聞いた後、金を払い、免許証を返してもらう。簡易裁判は毎週火曜日の午前中にしか開かれないため、男は手続きに熟知していたとみられる。
同地裁事務局の奥村明彦総務課長は「犯罪場所として利用されたのは遺憾だ。待合室や玄関ホールなどに表示をして注意を呼びかけていく」とコメントした。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040929/mng_____sya_____005.shtml