2004年09月29日(水) 22時12分
「RCC」譲ります…整理回収機構が中国放送の要請に(読売新聞)
「RCC」の略称で知られる民間放送・中国放送(本社・広島市)が同じ略称を使っている「整理回収機構」に対し、略称使用の自粛を求めた。
これに対し、機構側はホームページなどからRCCの名前を削除することなどを決めた。
中国放送は1952年に「ラジオ中国」として開局。59年からテレビ放送を開始して、67年に現在の社名に変更した。RCCは「ラジオ中国カンパニー」の略称で、商標登録して開局以来使用している。
同機構は99年に設立されたが、今年5月に、130億円の債務超過に陥った際、「RCCが債務超過」として伝えられ、中国放送に「大丈夫なのか」と電話やメールで問い合わせが相次いだ。このため、中国放送が「視聴者に混同されて、マイナスイメージを持たれる」と自粛を申し入れた。
同機構はホームページからの削除のほか、<1>文書には「整理回収機構」と表示しRCCと記載しない<2>会社案内「RCCの概況」の名称を変更する——と回答した。ただし、略称としてのRCCは残すという。
(読売新聞) - 9月29日22時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040929-00000514-yom-soci