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認可されたのは、今年二月から五月に申請された新型車両で、▽中型トラック「ファイター」(五十八型式)▽中型バス「エアロミディ」(四型式)▽小型バス「ローザ」(七型式)。
ハブのほか、クラッチハウジングという部品の強度を実車試験で調べたり、同社に強度計算書を求めるなど、通常二カ月程度で行われる型式認証審査に比べて厳格に審査。
欠陥隠しの疑いがある「欠陥放置四十七案件」の不具合を起こす部品について、対策が実施されているかなども詳細に調べたという。
その結果、申請された九十八型式のうち、六十九型式を認可した。国土交通省自動車交通局は「走行しても、安全上著しい問題が起きないと判断した」としている。ただ「安全宣言ではない」とも強調した。
大型車については、後輪ハブの検証が終わっていないため、型式認証も先送りとなった。
一方、同社が社内調査を進めている四十七案件のうち、リコール(無料の回収・修理)やリコールに準じた改善対策が届けられているのは、二十七案件にとどまり、欠陥や不具合のメカニズムの全容が解明されたわけではない。このため、このタイミングでの新車販売へのお墨付きについて、「大臣が交代するドサクサにやる話じゃない」などと、省内にも疑問視する声がある。
認可の事後報告を受けた北側一雄国交相は「国民感情を考え、新車種認可に対応できるよう制度見直しの検討を指示した」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040929/mng_____sya_____004.shtml