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三菱ふそうトラック・バスは29日、一連の問題発覚後に緊急点検を受けた大型車のうち、トラック1台でクラッチハウジングが破断する故障が発生した、と発表した。この部品が破断した結果、02年には山口県で死亡事故が起きており、同社は強度不足を理由にリコール(無償回収・修理)を予定している。今回の故障は「従来と原因が異なる特殊なケース」といい、同社はリコールの際などに点検を徹底する。
問題の故障は23日、静岡県岡部町の国道を走行中のトラックで発生。異音がしてブレーキが利かなくなり、運転手が縁石に車輪をぶつけて停車させた。プロペラシャフトが脱落してブレーキ部品を破損させたという。
プロペラシャフト先端のボルトが脱落していたといい、塩沢秀幸・品質技術本部長は「整備不良や悪路走行などが原因でボルトが緩み、破断につながった可能性が高い」と説明した。一方、緊急点検ではこれまでこのボルトは点検の対象外だった。今後は点検対象にするが、塩沢本部長は「現時点ではリコール内容を見直す必要はないと考えている」とした。
クラッチハウジングの欠陥とは別に、同社は29日、放置してきた別の欠陥4件についてリコールを届け出た。対象は計約12万台に上る。
(09/29 20:39)