2004年09月28日(火) 00時00分
側溝転落 「管理に欠陥」(朝日新聞・)
西京の市道 地裁判決 京都市に賠償命じる 西京区の市道側溝に落ちてけがをしたのは管理する京都市が歩行者の安全に注意を払わなかったためだとして、同区の当時67歳の女性が市を相手取り慰謝料など総額約446万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が京都地裁であった。中村隆次裁判官は「市の管理には欠陥があった」として、同市に約47万円を支払うよう命じた。
判決によると、女性は02年6月3日午後8時ごろ、同区川島の市道交差点を西から南へ右折した際、ふたのしていない幅60センチ、深さ40センチの側溝に落ちて左足を骨折した。
女性側は「東西道路の側溝にはふたがしてあったのに南北道路の側溝にはふたがなく、危険に気づかなかった」と主張。市側は「注意して歩いていればふたがしてないことに気づいたはず」と反論していた。
判決は「交差点近くの側溝にふたをしていなかった市の管理に欠陥があった」と認定。そのうえで「女性も立ち止まるなどして安全確認をすべきだった」と原告側の落ち度も指摘した。
市は「今後については判決文を十分検討した上で判断したい」とコメントした。
(9/28)
http://mytown.asahi.com/kyoto/news02.asp?kiji=4197
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