2004年09月28日(火) 00時00分

登下校時間を親にメール配信 東京・立教小 （東京新聞）

　児童が登下校すると親に電子メールが届く−。立教小学校（東京都豊島区、田中司校長）は二十七日、ＩＣタグ（電子荷札）をランドセルに付け、児童の登下校を確認できる安全確認システムの運用を始めた。対象は四年生の一クラス、四十人。

　同校は私立で遠距離登校の児童も多い。校庭に不審者が侵入する事件が全国的に発生、児童の登下校の安全対策への関心が高く、富士通と共同で開発した。

　校門に設置したセンサーがタグを無線で感知し正確な登下校時間をメールで親の携帯電話などに自動配信する。

　部外者が守衛室を通らずに無許可で校門を入ると、警報器が鳴るシステムなども導入。微弱電波のため健康への害も心配ないという。

　同小の佐藤稔情報処理室長は「親が登下校時間を確認できるのは心強い。来春から全児童に導入したい」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040928/mng_____sya_____007.shtml