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安い輸入カモ肉を国産の高級食材として偽って販売していた疑いが強まったとして、宮城県警は27日にも、宮城県河北町の加工販売会社「エフエスかほく」(現・フレッシュバルバリー)の前社長(46)らを詐欺と不正競争防止法違反(虚偽表示など)容疑で逮捕する方針を固めた。県警は、同社の偽装は、牛海綿状脳症(BSE)問題で牛肉に代わる鳥肉への需要が高まった01年以降、カモ肉のシーズンの冬場を中心に続けられていたとみている。
調べでは、前社長らは03年12月ごろ、東南アジアから輸入した冷凍カモ肉を地場産と偽ってラベルに表示し、首都圏や関西地方、東北地方の食肉業者数社に約1トンを販売し、合計約百数十万円の代金をだまし取った疑いが持たれている。
県警によると、前社長が従業員に指示し、取引業者に見分けられないように、脂肪分の少ない国産に合わせて、解凍した輸入カモ肉の脂肪分を削るなどの細工を加え、出荷していた、という。
カモ肉の需要のピークと重なった03年12月には、国産と偽装表示した輸入肉が出荷量の半数以上を占めていたという。
同社をめぐっては、県警が今年4月に不正競争防止法違反容疑で同社や前社長宅などを家宅捜索し、捜査を進めていた。(09/27 06:26)