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青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)などの魚介性脂質は記憶力の向上や血液がサラサラになる効果が注目されているが、乳がんの発生を抑える可能性も動物実験などで指摘されており、今回の大規模なデータ分析で初めて裏付けられた。
調査対象となったのは40代から70代の女性で、このうち、127人が平均約7年半の調査期間中に乳がんを発症。対象者を魚介性脂質の摂取量によって4つに分類し、摂取量が最も少なく「魚を食べるのが週2回以下」とみられるグループの発症リスクを1とした場合、摂取量が最も多く、魚を毎日食べるグループのリスクは0.57と約40%低かった。
これらのデータから、魚を食べることによる乳がん予防の可能性が新たに確認できたが、一方で魚介類に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を与えるとの指摘もあり、若井室長は「極端な偏食は禁物。サプリメントでDHAを大量にとるのも安全性が確認できない」と注意も呼び掛けている。
ZAKZAK 2004/09/27