2004年09月25日(土) 00時00分
BSE対策で県が農家を巡回(朝日新聞・)
新庄町の酪農家が飼育していた乳牛が牛海綿状脳症(BSE)に感染した問題を受け、県は24日、県内の飼育牛に異常がないか調査するため、乳牛、肉牛を飼育する全農家149戸の巡回を始めた。
県畜産課によると、県家畜保健衛生所の職員10人が御所市内の農家などを巡回し、牛にまひなどの症状がないか確認した。感染牛と同じ8歳以上の約600頭を中心に調査する予定で、3週間ほどかかるという。
保管されていた感染牛の内臓や肉は同日、県食肉流通センター(大和郡山市)で焼却処分された。焼却炉も消毒された。
県生活協同組合連合会(奈良市)は同日、BSEの全頭検査の継続や風評被害対策の徹底などを求める要望書を県に提出した。
県畜産課に設置されたBSE相談窓口(0742・27・7450)には、同日朝から約30件の問い合わせがあった。「牛乳を飲んでも大丈夫か」などの質問に対して担当者は、牛乳はBSEの影響を受けないことなどを説明し、冷静に対応するよう呼びかけた。
(9/25)
http://mytown.asahi.com/nara/news02.asp?kiji=3495
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