2004年09月25日(土) 03時10分
BSE国内基準の見直し、10月中旬以降に延期(読売新聞)
厚生労働省と農林水産省は24日、BSE(牛海綿状脳症)の国内検査基準の見直しを食品安全委員会に諮問する時期を、当初予定していた9月末から10月中旬以降に延期する方針を固めた。
また、亀井農相は検査から除外対象とする牛の月齢判定方法などについて、米国と専門家レベルの協議を行う方針を示した。
延期の理由について関係者は「来週初めに内閣改造が行われる見込みとなったため」としているが、岐阜県や三重県など一部自治体が独自に全頭検査継続を打ち出しているほか、消費者との意見交換会で、全頭検査見直しに消費者団体らから異論が相次いだことも影響していると見られる。
21日の日米首脳会談では米国産牛肉の「早期輸入再開」で合意しているが、再開交渉は国内基準の見直し後となるため、政府は早期決着を求める米国との調整にも目配りした微妙なかじ取りを迫られそうだ。
(読売新聞) - 9月25日3時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040925-00000201-yom-bus_all