2004年09月24日(金) 00時00分

おれおれ詐欺未然に防いだ１２件に感謝状 小田原署 （東京新聞）

　後を絶たない「おれおれ詐欺」の被害を未然に防止したとして、小田原署の橋谷田和彦署長はこのほど、管内五つの金融機関代表に感謝状を贈り、労をねぎらった。

　表彰された金融機関は横浜銀行、さがみ信用金庫、小田原第一信用組合、静岡中央銀行、箱根宮城野郵便局。各金融機関の同署管内にある支店などが、ことしになって計十二件のおれおれ詐欺被害を未然に防いだ。行員や職員が犯人グループの要求で振り込みにきた被害者の挙動不審に気付くなどした。

　同署管内では、二十一日までに発生したおれおれ詐欺は二十五件（被害額四千八十万円）。この間、同署が把握しているだけで二十三件の未遂があった。八月二十日以降は被害は出ていないが、橋谷田署長は「警察官や保険関係者を名乗り、泣き声など演技がうまくなっている。直前の未然防止が大事」とし、二十二日に開かれた管内金融機関防犯連絡会で関係者に協力を呼び掛けた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040924/lcl_____kgw_____004.shtml