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2004年09月24日(金) 00時00分

「お堀に外来カメ多数」朝日新聞・

名古屋市議会
市側「危険種は処置」


  名古屋市議会の9月定例会の本会議で22日、名古屋城の水堀に外来種のカメが多数生息していることが明らかになった。市側は危険な種類は駆除するとしながらも、生態系の維持に関しては「今後研究をする」と述べるにとどまった。

  工藤彰三市議(自民ク)が質問した。工藤市議がもとにしたのは、名古屋コミュニケーションアート専門学校(同市中区)の学生たちが6月29、30日に調査をした報告書。

  調査によると、外来種のアカミミガメ(通称・ミドリガメ)75匹、在来種のクサガメ21匹、イシガメ8匹、スッポン3匹、イシガメとクサガメの雑種1匹が確認された。報告書は、調査では確認はされなかったものの、カミツキガメの目撃情報にも言及している。

  工藤市議は「在来種との交雑で遺伝子的な撹乱(かくらん)を引き起こしたり、病原菌の感染源として危惧(きぐ)されたりする。これ以上の環境悪化を防いでもらえるか」などと指摘した。

  これに対して、杉浦雅樹・市民経済局長は「ミドリガメは確認したが、カミツキガメは確認していない。水堀は文化財で、人間に危害を加えないものの捕獲は難しい。猛獣に指定されているカミツキガメが発見された場合は何らかの処置をする」と答弁。生態系維持に関しては「特別史跡なので関係機関と相談して研究をしていきたい」と述べた。



(9/23近郊知多版、名古屋版)(9/24)

http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=10133