2004年09月24日(金) 00時00分
渡り廊下を違法建築 岐阜の旅館本館(右)と新館を結ぶ渡り廊下。その下には市道が通っている=岐阜市長良で(朝日新聞・)
「仮設橋」市道上に9年 不要な入湯税を誤って徴収していた岐阜市長良の「観光旅館石金」が、道路法と建築基準法に違反して渡り廊下をつくっていたことが22日、明らかになった。同市議会産業委員会で早田純氏(市政自民クラブ)が指摘した。
問題の渡り廊下は本館と新館を結ぶもので、市道をまたいでいる。
市によると、石金は95年11月、増築工事の資材を運ぶ「仮設橋」として市に設置を申請し、許可された。ところが設置期限の96年2月を過ぎても撤去されず、さらに屋根や窓が増設されて渡り廊下になった。市は97年3月から今年2月までに計7回、口頭や文書で撤去を指導してきたという。
石金では「従業員や客が何度も公道を行き来しては近所迷惑になると思い、違法は承知で渡り廊下を設けていた」と話している。
市では「さまざまな事情があるだろうが、公道の占用は道路法に違反するし、道路内に建築物を築造することも建築基準法で認められていない。粘り強く撤去を求めていく」としている。
(9/24)
http://mytown.asahi.com/gifu/news01.asp?kiji=3696
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