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三菱ふそうトラック・バス製大型車の欠陥隠し問題で、同社は22日、8件の欠陥について国土交通省にリコール(無償回収・修理)を届け出た。バスやトラック計約18万6000台が対象。このうちバスの座席が前に倒れる欠陥では93年以降5件の人身事故で6人がけがをしている。6月以降計26件の届け出が終わり、残る19件も10月末までに届け出るという。
バスの欠陥は後部の非常扉脇の座席の固定が不十分で、急ブレーキ時に乗客が座席に手をかけると前に倒れる恐れがある。同社が記録を保存している92年以降でみると神奈川、大阪、大分などの府県で計7件の不具合があり、うち5件が人身事故だった。
リコールの対象は74年〜今年6月製造の約2万8000台で、同社は「92年以前にも事故があった可能性がある」としている。バス会社からは欠陥を指摘する声があったが放置してきたという。
小型バスの最後尾にある非常扉が開く欠陥は00年以降、京都府や埼玉県などで起きた8件の不具合が報告されていた。うち2件が幼稚園の送迎中、1件が老人ホームの送迎中に起きていた。けが人はなかった。(09/22 19:04)