2004年09月21日(火) 00時00分
世界の子供とネットで交流 銚子市の小学生(朝日新聞・)
イギリス、アメリカ、インドネシア、ニュージーランド、南極。銚子市の九つの小学校の5、6年生32人が来月2、3日、市内の飯沼小学校の体育館に泊まり込んで、世界各国の子供らとインターネットで交流する。
市内のNPO法人「国際教育推進プロジェクトBeCOM」(西田美樹代表)が子どもたちに情報技術(IT)と国際交流を直接体験してもらおうと企画したイベント「地球とギュっとするHugNet(ハグネット)」。
ネパールやオーストラリアと交流した昨年に続く2回目の催し。今年は銚子市の後援のほか財団法人「自治体国際化協会」(本部、東京都千代田区)も120万円の資金協力をする。
ネットでつながった相手国の子供らをスクリーンに映し出し、音声で語り合う。相手は日本語を学んでいる子供が中心だが、あいさつは英語でする。日本語が通じない場合はNPOのスタッフがサポートする。
参加児童は五つの国(地域)担当に分かれて班を編成、地理や国の情勢把握などの事前学習に励んでいる。交流国は5カ国のほかメールで数カ国に呼びかけており、当日の飛び入りが期待できる。南極は昭和基地が出てくれそうだ。
今月4日は同市の市民センターに集まり、市内の十数人の高校生ボランティアと一緒に「ハンバーグの発祥の地はアメリカか」などを○か×で当てるクイズ形式での遊びを入れながら学習した。この23日にも集まって、当日、体育館に掲げる世界地図づくりなどの準備をする。
本番の2日は、午前10時半集合で深夜零時までインドネシア、南極、イギリス、アメリカと交流、間には在日のケニア人講師などの講演を聴く。体育館に寝袋を持ち込んで泊まり、3日も午前5時半に起きてニュージーランドと交流する。
児童英語が専門の西田さんは「世界の国々に名前で呼び合える友達がいれば、それぞれの国を理解し合え、世界の平和を考えることもできる」と今回のイベントに期待している。
(9/21)
http://mytown.asahi.com/chiba/news02.asp?kiji=4502
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