2004年09月21日(火) 00時00分
PC盗難、個人情報流出 ドコモ、約5万7000件 (東京新聞)
NTTドコモは21日、PHS(簡易型携帯電話)の位置検索サービス「いまどこサービス」のシステム保守業務を委託している東京都内の会社から、全国の約5万7000件の顧客情報が入ったノート型パソコンが盗まれたと発表した。ドコモは警察に被害届を提出している。
ドコモによると、9月6日深夜から7日早朝、システム業務の委託先の会社に何者かが侵入。現金とパソコン4台が盗まれた。うち1台に、顧客のPHSの電話番号5万6396件や位置検索サービスのパスワード110件、契約者氏名29件などが入っており、流出した。
「いまどこサービス」はパソコンや携帯電話で、PHSを持った子どもやお年寄りが今どこにいるかを検索できるサービス。パスワードが悪用されれば、第3者がPHS所有者の場所を検索できる可能性があった。
ドコモはこれまで、利用者に連絡しておらず「対象顧客の特定に時間がかかった」などと説明している。今後、顧客に個別に連絡して謝罪するとともに、パスワードの変更を依頼する。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040921/fls_____detail__064.shtml