2004年09月21日(火) 19時36分
<NTT>交換機のプログラム不具合で誤着信トラブル(毎日新聞)
NTT西日本、東日本は21日、交換機のプログラムの不具合から、実際にダイヤルしたのとは別の電話番号に誤着信するトラブルがあった、と発表した。03年11月〜04年7月にかけて13件の問い合わせがあり発覚。NTT東西は8月までに約4000台の交換機すべてに対策用プログラムを施した。過去の誤着信分の料金は返還する。
NTT東西によると、通話量が通常の2倍程度込み合っている時に、ある加入者がダイヤルした直後に切断するのと同時に、別の加入者が別の通話先に電話をかけた場合、交換機が誤って、後に電話をかけた加入者の電話を、先に切断された通話先に接続するケースがあったという。
こうしたケースは、現行の交換機制御システムを導入した89年から、千数百万回の通話に1回の割合で生じていると見られる。全国では一日3億回の通話があり、一日10〜20回程度起こっている可能性があるという。
問い合わせがあった13件はすべて、通話が他地域に比べて込み合っている市外局番06(大阪市など10市)の区域だったが、NTT東西は別の地域でも同じトラブルがあった可能性が強いとみて、被害が確認された場合は料金返還に応じる。問い合わせはフリーダイヤル(西日本0120・355・751、東日本0120・221・972)。【山本明彦】
(毎日新聞) - 9月21日19時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040921-00000095-mai-soci