2004年09月21日(火) 21時09分
おれおれ詐欺で悪用の携帯電話、9割がプリペイド式(読売新聞)
おれおれ詐欺で使用された携帯電話の9割以上がプリペイド式携帯電話だったことが、警察庁の調査でわかった。
架空請求による詐欺事件でも6割を超えており、同庁は携帯電話会社や業界団体に、契約時の本人確認の徹底を要請した。
同庁によると、今年上半期(1—6月)に全国の警察が認知したおれおれ詐欺は6284件。捜査の結果、発信元として判明した827台の携帯電話のうち、92・6%(766台)がプリペイド式だった。
架空請求事件でも、プリペイド式が発信元に利用された携帯電話の65・7%(672台)を占めた。
これらの多くが、本人確認が不十分で、携帯電話会社に契約者の名義が登録されていなかったり、同じ名義で多数契約されたうえ転売されたりしたものだった。
このため、同庁は、実際に使用する人物の身元を確認した情報が携帯電話会社にデータ登録されなければ通話できないシステムを導入することや、同じ名義での複数契約を禁止することなどを求めた。
(読売新聞) - 9月21日21時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040921-00000111-yom-soci