2004年09月21日(火) 13時08分
ネット使い被爆体験伝える 長崎の平和学習、本格始動(共同通信)
被爆地・長崎の体験を遠隔地の学校などにインターネット会議システムで伝える平和学習「ピースネット」が21日、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で本格的にスタートした。第1回は、茨城県つくば市の市立谷田部東中学の生徒が相手。
同館で被爆者の和田耕一さんが「ものすごい光を体で受け止めた。想像もつかぬ爆風と熱線だった」と被爆時の体験を語る様子が、同中に設置された画面に映し出された。同中からは1年生約40人が参加し「爆心地はどんな様子でしたか」などの質問が出た。
ネット利用の平和学習は、長崎平和推進協会などが「全国の学校に、高齢化する被爆者の体験を伝えたい」と企画。ネットに接続できる環境であれば、無料で利用できる。
(共同通信) - 9月21日13時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040921-00000099-kyodo-soci