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内部監査などの際には、受給した補助金を正規の事業に使ったように、虚偽の記載をした帳簿を提出していた。捜査二課は、鈴木容疑者らが二重の帳簿を付けることで、不正受給した補助金の隠ぺいを図ったとみて調べている。
これまでの調べでは、鈴木容疑者らは協会が行う社会教育補助事業などで、海外への渡航費や参加人数を水増しした虚偽の申請書を日自振や文部科学省に提出。本来より多額の補助金を受け取り、職員の懇談費などの運営費に流用していた。
こうした金の出入りは裏の帳簿で管理。表の帳簿には、実際には使用していない事業参加者の渡航費や滞在費などの事業経費を補助金の支出先として偽って記載していたという。
また、鈴木容疑者らは補助金交付後に文科省に提出する「実績報告書」にも、事業経費を水増しした虚偽の金額を記載。事前に提出した交付申請書と矛盾しないよう偽装していた。
鈴木容疑者らは、日自振から補助金約1230万円を詐取した容疑で逮捕された。同協会をめぐっては、文科省から5年間に約4億8000万円の補助金と委託金を不正に受け取った疑いも判明している。
(09/18 09:18)