2004年09月18日(土) 00時00分
金沢・夫婦刺殺事件 ナイフ、ネットで購入(朝日新聞・)
刃渡り約30センチ/販売・所持に規制なし 金沢市の夫婦刺殺事件で、強盗殺人と銃刀法違反などの疑いで送検された松任市内の無職少年(17)が、凶器のナイフをインターネットを通じて購入していたことが県警の調べで分かった。
調べでは、ナイフは湾曲したブーメラン型で、刃渡り約30センチ。少年は逮捕当時、現場で血のついたこのナイフを手にしていた。
県青少年健全育成条例では、刃6センチ以上のバタフライナイフとペン型ナイフの2種類が有害玩具に指定され、18歳未満への販売や貸し付けが禁止されている。
だが、県警生活保安課によると、少年が所持していたナイフは包丁やキャンプ用ナイフと同じ扱いで、販売や所持について法や県条例の規制がない。
幹部は「今回のように凶器になってしまうかどうかは、所持者のモラルに頼らざるを得ない状態」と指摘する。
国内外のナイフ約300種を店頭とインターネットで販売している業者によると、木の伐採などに用いられ、インターネット上では安価なものは1万円前後で販売されている。この業者は「注文用紙に生年月日を記入してもらったり、免許証で確認したりしているが、買う人の年齢を店側がすべて把握するのは不可能だ。未成年者がたばこを買えることと同じだ」と説明する。
(9/18)
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news02.asp?kiji=7850
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