2004年09月18日(土) 20時00分
8割配当、摘発逃れ図る Gキャピタル元経営者(共同通信)
貴金属会社「グランドキャピタル」(破産)による金貨販売名目の違法集金事件で、出資法違反(預かり金禁止)容疑で逮捕された元実質経営者の矢吹寿雄容疑者(42)は「ある程度配当金を払えば詐欺にならない」として、破産前は集めた金の約8割を配当金として顧客に支払っていたことが18日、分かった。
逮捕後は「受け取ったのは金貨の代金で預かり金ではない」と容疑を否認。大阪、大分両府県警合同捜査本部は摘発逃れを図りながら金を集めていたとみて調べている。逮捕された矢吹容疑者ら7人は同日送検された。
調べや関係者の話によると、同社は2001年3月に営業を開始。「ペルー金貨や宝石を購入すれば、代金を運用して1年後に倍額を配当する」と持ち掛けて顧客を集めた。関連会社約10社も健康食品や絵画、印鑑などを使った同様の利殖商法を展開した。
(共同通信) - 9月18日20時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040918-00000140-kyodo-soci