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レコード会社大手のエイベックスは17日、CDの違法コピーを防ぐためのコピーコントロール機能の採用を弾力化すると発表した。同社では02年3月に業界の先陣を切ってコントロールを施した「CCCD」を導入したが、「著作権意識が浸透した」などとして22日以降発売のCDにはコントロール採用の原則を撤廃し、作品ごとに判断する。
CCCDは、パソコンによるCDのコピーが広がり、売り上げにも影響しているとして導入された。同社は決定について「著作権保護に関する論議が広まり、導入当初の目的に対して一定の成果をあげることができたため」としている。
音楽ファンの間では現在、iPodなどの携帯型デジタル音楽プレーヤーが急速に普及。CCCDでは、こうしたプレーヤーに利用できない。将来ファンがCDを買うよりネットから音楽をダウンロードするようになるのではないかとの恐れもレコード会社には生まれており、CCCDを見直す動きが出ている。
(09/17 20:01)