2004年09月16日(木) 01時02分
女児を自立支援施設へ=2年間の強制的措置−同級生殺害処分決定・長崎家裁支部(時事通信)
長崎県佐世保市立大久保小学校で6月、小学6年の御手洗怜美さん=当時(12)=が、同級生の女児(11)にカッターナイフで切られ死亡した事件で、長崎家裁佐世保支部(小松平内裁判長)は15日、第3回少年審判を開き、女児を児童自立支援施設へ送致する保護処分とした上で、「2年間(行動の自由を制限する)強制的措置を取れる」とする決定をした。女児は16日にも、全国で唯一、女子の強制措置が可能な国立きぬ川学院(栃木県氏家町)に移送される見通し。
小松裁判長は家庭内での成育状況を総括した上で、女児が怒りなどの感情をコントロールすることが難しかったことを指摘。「傾倒していたホラー小説等の影響により、攻撃的な自我を肥大化させ確定的殺意で殺害行為に及んだ」と認定した。
(時事通信) - 9月16日1時2分更新
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