2004年09月15日(水) 22時07分
自立支援施設へ送致決定 小6女児事件で家裁(共同通信)
少年審判が終了し、長崎家裁佐世保支部を出る小6女児事件の加害女児を乗せた車=15日午後
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長崎県佐世保市の小6女児事件で、長崎家裁佐世保支部(小松平内裁判長)は15日、殺人の非行事実で送致された加害女児(11)の第3回少年審判を開き「確定的殺意を抱き、計画的に殺害行為に及んだ」と認定、女児を児童自立支援施設に送致することを決めた。
小松裁判長は「女児に精神病性の障害はない。傾倒したホラー小説などの影響で、攻撃的な自我を肥大化させた」と指摘。被害者の御手洗怜美(さとみ)さん(12)について「言動は他人に殺意を抱かせるものではなく落ち度はない。結果は悲惨だ」と述べた。
決定は、鍵のかかる個室に入れて行動の自由を制限する「強制的措置」を同日から2年間取ることができるとした。
佐世保児童相談所は女児を全国で唯一、強制的措置が取れる女子用の児童自立支援施設に収容する見込み。女児は16日にも移送される。
(共同通信) - 9月15日22時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040915-00000224-kyodo-soci