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マルチ商法の被害弁済を装い、郵便貯金のネットサービスの暗証番号を聞き出し、現金をだまし取る詐欺が全国で相次いでいる。日本郵政公社の調べでは、被害は全国で13件、862万円にのぼる。同公社は電子計算機使用詐欺の疑いで調べるとともに注意を呼びかけている。
同公社が15日、発表した。被害にあったのは、いずれも高額の配当をうたいながら破産した健康食品販売会社「全国八葉物流」による巨額詐欺事件の被害者。
6月15日から8月30日までに福岡、愛媛、京都、東京などの8都府県で13人の被害が確認された。一家4人で計312万円だまし取られた例もあった。被害が全国に及ぶため、警察庁にも捜査協力を要請したという。
手口は、電話で「被害弁済を代行する業者」を名乗り、郵便貯金の振り替えをインターネットや電話でできるサービスに加入するよう指示。操作に必要な暗証番号やパスワードを事前に指定したり、聞き出したりしていた。
公社は、「八葉物流」の関係者の関与も含めて調べている。
(09/15 19:43)