悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年09月15日(水) 00時00分

豊橋市助役がタクシー券私的利用? 市民グループ、住民監査請求 中日新聞

 豊橋市の河合孝之助役(62)が市役所のタクシーチケットを私用に使っていたとして、市内の市民グループが十四日、住民監査請求をした。河合助役と任命権者の早川勝市長(63)が計約二十三万八千円を市に返還するべきだと主張している。一方、河合助役は、私的利用は無かったと反論している。

 請求したのは、豊橋市民オンブズマン。寺本泰之代表(57)によると、市の情報公開制度を利用して河合助役が二〇〇三年度に使ったタクシーチケットの写しを入手したところ、一年間で二百七十二枚、計四十六万千七百三十八円分だった。

 いずれも市が「公務での利用」とみなしてタクシー会社に料金を後払いした。だが、このうち百五十枚、計二十三万八千二百六十円分のチケットの行き先と迎え先が、同市藤沢町周辺から河合助役の自宅や市役所などへの往復になっていた。

 寺本代表は「タクシー会社の運転手から“河合助役が一人で藤沢町のスナックに通っている”との情報が寄せられた」と主張。「職務と関係のない私的な利用だ。公務なら、誰と何の用事で会ったのか明らかにすべきだ」と批判している。

 これに対し、河合助役は、藤沢町周辺でのタクシー利用が多いことを認めたうえで「あの辺(藤沢町)は自宅に近く、スナックだけでなく食事でもよく行く。だが、私用で行くことはなく仕事だった」と反論している。

 市監査委員は、市職員が一年間に使うタクシーチケットの一部約四千六百枚の使用状況を六月に調査し「私的利用はない」と結論づけた。だが、今回の監査請求で問題視されているチケットは対象外だった。請求を受理するか六十日以内に決める。

 河合助役は、学校教育部長や産業部長を経て、二〇〇一年に助役に就任した。 (丸田 稔之)


http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20040915/lcl_____ach_____003.shtml