出会い系メール消防庁に誤送信（東京新聞）

2004年09月14日(火) 00時00分

　静岡県伊東市の消防本部係長（４５）が、宿直勤務中に職場から「出会い系サイト」で知り合った女性に送った電子メールが総務省消防庁に誤って送信されていたことが十三日分かった。総務省から連絡を受けた市は同省に謝罪。「倫理上、問題だ」として、近く懲戒処分を協議する。

　同市によると、係長は当直中の今月四日夜、職場のパソコンから「メル友」の女性にメールを送信。それが誤って消防庁救急救助課のパソコンに送られた。消防庁の職員が、不審なメールが届いていることに気づき、調査した結果、伊東市から送信されたことが判明した。

　連絡を受けた消防本部の幹部が本人に確認すると「魔が差した。これまでに三回職場でメールを送った」と認めた。使ったパソコンは消防庁との事務連絡などに使っているものだった。

　この係長は一九七八年に同市に消防職員として採用され、昨年四月から現職。伊東市の石井勇消防長は「公のものを私的に使い、しかも勤務中に女性との個人的メールを交わすとは、公私混同も甚だしい。管理責任を感じている」と話している。

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