2004年09月14日(火) 02時03分
大腸菌群検出の粉乳再利用 北海道が明治乳業を指導(共同通信)
明治乳業稚内工場(北海道稚内市)が6月、大腸菌群を検出して出荷できなかった脱脂粉乳を溶かして原料に再利用し、北海道から食品衛生法違反に当たると指摘されていたことが13日、分かった。こうして作った製品はすべて処分され、流通していない。
明治乳業広報室は「まだ製造工程中のもので再利用が認められると思っていたが、行政の指導は真摯(しんし)に受け止めている」としている。
同社によると、問題の脱脂粉乳は2003年9−10月に稚内工場で製造した801袋(1袋25キロ)分。出荷前の大腸菌群検査で「陽性」だったため、工場内に保管していたが、今年6月になってそのうち30袋を溶かし生乳に混ぜて原料とし、加熱殺菌した上で製品を作った。
(共同通信) - 9月14日2時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040914-00000005-kyodo-soci