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■来月にも日米協議で提示
一部解禁の対象として検討されているのは、米カンザス州など一部の中小食肉企業が生産する牛肉。日本国内と同じく、一頭一頭の牛の生年月日(月齢)を正確に管理、BSE検査も実施しているとされる。米国では牛の生産管理体制が甘く、「月齢も分からない状態では、いくら輸入条件を議論しても机上の空論」(農水省幹部)というのが現状。これが日米協議の障害となってきた。
しかし、十一月に大統領選を控え、ブッシュ政権からの輸入圧力が強まる中、政府はこれ以上、協議を難航させるのは得策ではないと判断。まず「国内と同等の措置」を実施し安全性を確認できる牛肉を解禁して米国の圧力をかわし、一−二年の間に米国の管理・検査体制が整うのを待って、再度、全面解禁を検討する“段階的解禁論”に切り替えた。ただ、米国側は一部の業者ではなく、全体の牛肉の解禁を求める方針を変えておらず、日米協議で折り合えるかどうかは不透明だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20040914/mng_____sei_____001.shtml